SF小説を一言感想付きで、簡単に紹介!

代体

📙代体 山田 宗樹 (著)

SF小説。人間から自由に意識を取り出せる近未来世界。そこに存在する意識移転ビジネスの闇。
<キーワード>SF・医療・科学

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代体とは、セラミックの骨格と人工筋肉で構成されている人造人体で、一時的に意識を収納出来る仮の肉体(器)。人の肉体から分離された意識を、代体にマウントされることで人間と変わらない活動が出来るようになる。

主人公は最新鋭の代体を医療機関に売り込む営業マン。自分が担当した代体を使用中の患者が行方不明になり、無残な姿で発見される。中に入っていた意識はどこへ行ってしまったのか…。

🗨️感想
生きているとは、死んでいるとは・・・意識とは。
とても哲学を考えさせられる壮大なストーリーで、冒頭の文章の意味が分かった時、とても切なくなってしまった。

私は自分の体から離れるのはイヤだな~。たとえ一時的でも。多分…。

✔️自分の肉体が亡くなってしまった後に、意識だけが代体に残ってしまったら、これは生きていると言えるのか…?

『代体』 KADOKAWA/角川書店


ギフテッド

📙ギフテッド 山田 宗樹 (著)

未知の臓器を持つ子供たち「ギフテッド」彼らには普通の人間とは違う特殊な能力が備わっている。
<キーワード>SF・ミステリー

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身体の中に普通の人間にはないものがある子供たちの存在が世界各地で確認される。彼らは「ギフテッド」と呼ばれた。そして常識を覆す特殊な能力の存在が明らかになる。ギフテッドVSギフテッドの存在を認めたくない普通の人間の戦い。共生することは出来るのか。

🗨️感想
最後がぶっ飛びすぎてそこっ?・・・ってなるものの、最初から最後まで万遍なくなく面白かった。そして人間ってホント愚かだと思う。

✔️もし超能力が使えるとしたら…
『ギフテッド』 幻冬舎 (2014/8/27)